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【いただきもの】青薪SS

こんばんは!にに子です。
☆ご新規様かしら?!始めの記事から一つ一つに拍手くださった方、
ありがとうございました!!!!でら嬉しかったです!!!


そして、私事ではありますが、母の特養入居が決まりました。
昨年の12月に誤嚥性肺炎で入院してから色々とあって在宅介護が難しくなっていて、
先日入居受け入れの通知が来たので、本日契約して参りました。
在宅で、側で、母を看られないのはとても寂しい事ではありますが、
ずっと離れたくないから特養入居に渋って動き出せなかった私。
しかし思えば、入院してそこからショートの形で特養にお邪魔させていただいたのは、
母の事で頭が一杯だった私に、いずれ来る入居の心構えを作る良い機会だったのかもしれません。
これからも元気に、長生きしてもらいたいと思います。必ず会いに行くからね。
離れて暮らしていても、大好きです。


以上お知らせでした。


で!
本日は、いただいた青薪小説を掲載させていただきます!(こんな話題の後ですみません)
私と同じ、青木くんスキーさんで私の良き理解者(笑)、ご存知の方も多いと思いますが
『るびさんの秘密』の、るびさんに頂きました。

こちらは青薪さんSSですが、薪さんはご存命ではありません。
離れていても心は繋がっていて、想い合っているお二人です。
鈴木さんもご出演されております~。是非!ご一読を!
タイトルは無いそうなんですが・・・・
そして、このSSを私にくださったるびさん、ありがとうございましたm(_ _)m!!!!!
途中思わず描いた私のイラストとかありますけど上から下へ受け流してくださいませ。
__________



 貴方が逝ってしまってどれだけの季節を数えたでしょう。
 こうして必ず祥月命日には参っているけれども、貴方の抜けた空白は如何ともし難く、沈んでは、毎日のようにやって来る子供らに叱られたり慰められたりして、世話を掛けたくないと住所を分けたというのにこれでは本末転倒だなと苦笑しながら、血の繋がりはなくともあの子らは間違いなく貴方の心を受け継いでいると実感して、今はそれだけを生きる糧にしています。溢れんばかりの白い花を手向け、墓標の前で青木は手を合わせて、高い空の、そのまた向こうへと想いを馳せる。

「薪さん、今どうしています?そっちには鈴木さんも居ますし、寂しくなんてないですよね?その内俺もそっちに行きますから待っててくださいね。」



 その頃薪は遙か上空の異次元空間から、大気層のプリズムが映し出す下界を見下ろしていた。一見しただけでは一体何歳で没したのか、その風貌からは計れない。俯いてサラリと垂れるプラチナブロンドの前髪と長い睫毛だけが、若い頃の薪を知る者の目に判る老いた証だろうか。

「お前には見届けたい幸せが未だ残ってるだろ?あんまり急いでこっちに来るな。いつまでだって待っててやるから。」
ふと視線を感じて振り向けば、呆れ顔の鈴木が腕を組んで此方を見ている。
「毎日毎日、何がそんなに気になるんだか。」
「僕が居ないと駄目な奴だからな。」
「青木一行、か。お前の言う事を聞いていたら、こっちに来る頃には足腰立たなくなってるかもな?」
32歳で没した鈴木は壮年の若々しさと逞しさを保ったままだ。そんな姿も自分の止めてしまったものと思えば薪の胸は痛むけれど。
「薪?」
背と肩に伸びて来た腕と手をすり抜け、薪は、ゆっくりかぶりを振って昔と変わらない眼差しで見下ろす鈴木の茶がかった瞳を真っ直ぐに見上げて言う。
「どんなに老いても、あいつの笑顔は変わらないさ。」
ふわりと柔らかな笑みを浮かべる薪に鈴木は眼を見張る。

ああきっと
嘗て薪にそう願ったように、薪も彼の笑顔を願っているのだ。
そして、恐らくは彼も。
「まあいい。おかげで今お前の笑顔をこうして見ていられるんだしな。」
フフと微笑って、再び下界を見下ろす薪の傍らに立って鈴木もまた大気層に浮かぶ老人には見えない大きな体躯を見る。



「あれ…?」
誰かに見られている気がして青木は立ち上がり空を仰いだ。
眼鏡を掛け直して瞳を瞬かせ、何処までも蒼く澄み渡る彼方を見れば、目の錯覚か、忘れ得ぬ愛しい面影が頷き微笑して此方に華奢な両の腕を伸ばしている。



amrb00111.jpg


青木もまた空に向かって両手をいっぱいに伸ばした。
いつかまた、此の腕の中に貴方をと。


amrb00222.jpg



「……青木。」
遙かに隔たる場所に互いは居るけれど、心は泣き虫の大男の傍らに置いて来たよと、言葉を伝えられずとも、あいつは分かっているだろうか。
「分かっているさ。きっとな。」
下界に向かって腕を伸ばしている薪の心の呟きに、情けなく眉を下げ涙を流している男の代わりに鈴木は応えてやる。
「ああ、きっと。」
頷いた薪の白い頬を透明の滴が滑り落ちて思いと共に次元を越える。
「あ、雨…?」
ポツンと眼鏡のレンズに落ちて来た滴をそっと指先で拭う。
「薪さん!」
気の所為かも知れないけれど、指を濡らすそれは、懐かしい彼の甘い匂いがして青木は微笑する。



「薪さん、出来るだけたくさんの土産話を持って行きますからね。」
そうですね、例えば舞の子供の子供の、そのまた子供の話とか。
だって、貴方と再会を果たした、その先がずっと永いんですから。
貴方が退屈しないよう、出来る限りの楽しい話を、笑わずにはいられない、そんな幸せを、山ほど持って行きますよ。



end _ byるび





__________


amrb00333.jpg
繋がってるバージョンはコチラ
あっ!鈴木さん描くの忘れた・・!!ごめん鈴木さん・・・

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Comment

にに子.

>拍手で鍵コメくださったAさま


こんにちは!
2014年になってしまいました~~!
拍手からのコメントありがとうございました^^!!
お返事が恐ろしく遅くて毎度すみません・・・・

>母のこと
お気遣いありがとうございます。
毎日会えないのは本当に不安ってゆうか寂しいのですが
数日ぶりにあった時の感動はたまらないなぁと思いました。
本当は自分で介護してあげたいのだけど、在宅介護は、
もし万に一つ命を落とすようなミスをしたら一生引きずると思うので
私にはできないとても重たいことだと思い、なかなか決断できませんでした。

>SSのこと

>薪さんは老いても綺麗

ですよね。ですとも。
薪さんが老いるというのがそもそも想像できないですよね。
40代までは全く変化ないと思います。
50代になった頃に若干、髪質や肌質が変化してくるのかなと。
でも老いても美しいんだろうなって・・・
目の下に皺があっても、目力は変わらず美しくて、
目を閉じてるのも美しくてとにかく美しいと思います。(?)
青木くんはさっさと老けそうだけど。
でもね、老けた青木くん絶対カッコイイから・・(出た)

>鈴木さんは永遠の32歳

そうなんですよね~~
同い年じゃなくなるんですよね~~切ないですよね。
薪さん、誕生日が来て一つ年を重ねる度に辛い顔してそうで胸が痛みます。
薪さんの後輩の鈴木さんとか、薪さんより年下の鈴木さんって
全く想像できない。常に薪さんと並んでいる印象だもの。
実際は歳がどんどん離れていくけれど、
きっと薪さんが32歳の鈴木さんとお話しすることがあったら、
薪さんも32歳の頃に戻っちゃうんじゃないかな。
やっぱり対等に喋ってしまう気がします。

>前向きに生きていこうとする青木はとても青木らしいと思います。

で・す・よ・ね~~~!!!!!!
しづさんの所のSSでも、同じように、一人でも生きていくって感じですが、
青木くんって強く逞しい男性なんだなぁと本当に思うわけです。
薪さんを失ったとしても、ずっとずっと忘れずに、心の中で愛して
追いかけてる。そんな姿がとても愛しいです。

イラストの閲覧もありがとうございました!
コメントもありがとうございました!!
今年も宜しくお願いいたします!

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にに子のつぶやき

07/11 
青薪さんはくっついていたらそれでいい。早く結婚したらいい。全体像は後日アップです。


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